こんにちは。フリーランス翻訳者のRisaです。翻訳の仕事をしながら、4歳の息子の子育て中です。
今日は最近息子がハマっている日本と韓国の絵本について紹介します。
韓国語を勉強中の方
バイリンガル育児に興味がある方
科学分野に興味を持つお子さんをお持ちの方
こんな方々の参考になればうれしいです。
我が家にとって絵本とは
息子は生まれた頃からママとは日本語で会話、パパとは韓国語で会話という環境で生活をしています。しかし、韓国に住んでいるということもあって、現在では韓国語のほうが優位な状況です。日中は保育園に行っているので日本語に触れる時間もあまり多くありません。というわけで、毎日寝る前の読み聞かせの時間を大切にしています。
また、息子が大きくなるにつれて周囲のものに興味を持つようになり、何かにつけて「なんで?」と質問するように。
分からないことはネットで調べれば情報を得られるし、子ども向けに分かりやすく解説したYouTube動画もたくさんあります。
動画を一緒に見ることもあるのですが、息子がどこまで理解しているか、何により興味を持っているかどうかは、一緒に本を読んでいるときのほうが把握しやすいような気がしています。
言葉のキャッチボールができるからでしょうか。動画だと、とにかく集中して話しかけても返事が返ってこないことも多いです(笑)
最近の関心事
最近になって、息子の質問がより具体的に、難しくなってきました。
もともと生き物、なかでも昆虫や恐竜に興味があったのですが、最近になって「ヒトはどうやって生まれたの?」「なんで地球が生まれたの?」などと聞いてくるようになりました。
そこでおもしろそうな絵本をいくつか購入。
購入したのはこちらです。
- きみはどこからやってきた? 宇宙誕生からはじまる いのちのものがたり ーフィリップ・バンティング著、ないとうふみこ訳、北山太樹監修/KADOKAWA
- 13800000000ねん きみのたび ー坂井治著/光文社
- 한입에 글꺽! 공룡 그림책(一口でごっくん! 恐竜絵本) ーエマニュエル・ブリエ著、イ・セジン訳、イ・ジョンモ監修
- 생물의 진화(生物の進化) ーエミリー・ボーン著、アンナ・サンダー絵、オーウェン・ルイス監修、シン・インス訳
日本語と韓国語で、バランスよく集めてみました。改めて見てみると、英語が原書のものが多いですね!
おすすめのポイント
日本語の本は、どちらも難しい専門用語を使わずに、ビッグバンが起きてから今の人類に至るまでの歩みが分かりやすく描かれています。
なるほどと思わされたのは、『きはどこから~』のほうは小さなつぶ(原子)目線で、『きみのたび』のほうは「きみ」の視点から、物語形式で描かれているので、子どもが集中して話を聞いてくれます。息子にはまだ難しいところもあるようですが、もとは小さな原子から生物が生まれ、色々な姿に進化してきたことを少しずつですが理解してきたようです。
『一口でごっくん!』は、地球の誕生から恐竜の誕生、そして絶滅までがかわいらしいイラストとともに平易な言葉で描いてあります。
『生物の進化』は、韓国では子どもに大人気のUsborn Koreaという出版社から刊行されています。このシリーズの特徴はなんといっても「しかけ」のついた絵本であること。
文字が多くまだ難しい部分も多いのですが、自分の手でめくるのが楽しいようです。小学生に入っても長く楽しめる一冊です。
日本でも、学研から「めくってはっけん」シリーズと題して何冊か出版されています。
台湾で翻訳出版もした人気シリーズ
先日、図書館で借りてきた「あっと驚く恐竜の世界」シリーズ絵本。
こちらは台湾でも翻訳出版されたそうです。
かわいらしい絵も魅力的ですが、特にシリーズ三巻目の『쉿! 공룡의 비밀(しっ! 恐竜の秘密)』が、ちょっとニッチな恐竜やその特性について書かれていてとってもおもしろいです。
例えば…「プシッタコサウルスは保育園に子どもを預けていた!?」のような、思わず続きが気になるようなフレーズが目を引きます。
クイズ形式で問題を出し合ってもいいかもしれません。
子どもの質問に答えるのは大変ですが、子どもの視点を通して思いもよらない発見があったり、日々成長を感じられたりするのはとてもたのしいです。
またオススメの絵本があればご紹介します。